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オプジーボの値段が高い理由ってどうしてなの?なんで急に安くするの?

   

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オプジーボの値段が高い理由

がん治療薬である「オプジーボ」の値段が、
50%つまり半額にする方向性で調整すると厚生労働省が発表しました。

ですが、どうしてオプジーボの値段は高いのか?
またどうして値下げにするのか?






◆オプジーボの値段は一体いくらなのか?



オプジーボは体重が約60kgの人の場合で、
一回の処方につき約130万円のお金がかかるとされています。

そのため、この薬を2週間に一回うけるとなると1ヶ月で260万円かかります。

かなりの高額ですよね。

ではどうしてこのような値段になるのでしょう?


◆オプジーボが高い理由



薬の値段を決めるのは製薬会社ではなくて国が決定します。


価格が考慮される事項としては、

・研究開発費
・他の国での価格(相場)
・患者数の数(市場規模)


などといった要素で決まってきます。


・どういうことか?

今回オプジーボに関して言うと日本が最初に認可した薬でした。
そのため他国を基準にできなかった事がまず一つ。

つまり相場がわからない状態であった。


次に「患者の数」(市場規模)です。
この患者の数というのが最も価格が高騰する原因となっているのです。

オプジーボの対象となった病気が「悪性黒色腫」という病気です。
この病気の患者予測は約470人。

そこで研究開発費を回収しようとすると高くなるのです。


例えば1000円の開発費を回収しようとした場合、
対象となる病気の患者が1000人ならば一人1円ですみます。

しかし10人しかいない場合は一人100円となってしまうということです。

ですから研究開発費などが高くても、
たくさんの患者さんがいる場合は安くなるという仕組みです。


このように薬の値段は決まります。
オプジーボは患者数の少ない「悪性黒色腫」が対象なために高くなったのです。




◆なぜ今回価格を引き下げるのか?



まずひとつには、安い値段だと、
より多くの患者さんが使用できるということがあります。

そのため安くしたいというのが理由となります。


次に、財政の問題です。


オプジーボにおいては保険適用があります。

ですから高額医療費制度を利用することで、
自己負担額のみ支払えば残りのお金は国が支払うということになります。

高額療養費の自己負担限度額シミュレーション>>>


そうなると月額約260万円かかる医療費ですと、
約245万ほど国が負担することになります。

そうすると今後オプジーボの適用される病気の範囲が拡大されると、
国の負担額は相当な額になります。

例えば肺がんに適用されると患者数は5万人ですから、
ものすごい数になります。

ですから価格の見直しが必要となってくるのです。


◆最後に



本来価格の見直しは普通に2年に一回行なわれることなんです。
オプジーボの場合ですと2018年となります。

しかし今回は緊急に引き下げるということで2017年度に薬価を改定するのです。



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