法事・法要には、
四十九日、一周忌、三回忌、七回忌などがありますが、
それぞれにおいて服装はなにを着ればいいのでしょうか?
例えば、
四十九日や一周忌は礼服が当然とされていますが、
三回忌、七回忌はどうでしょうか?
ここではそんな疑問に答える情報を提供しています。
・礼服は四十九日と一周忌の時だけなの?
法事・法要の服装は全てにおいて礼服でなければならないと考える人もいますが、
実はそんなことはありません。
一般的なマナーからいえば、四十九日と一周忌は礼服で出席するのが当然、
しかし。。。
三回忌以降では礼服着用は必須ではなく地味なスーツであればよいとされています。
もちろんこれは一般的なマナーであり、
個人差や地域差はあって、
場所によってはいつも礼服でなければならないと考える地域もあります。
また、
周囲とのバランスを考慮して、
あえて三回忌以降でも礼服を着用するという人もいます。
・結論
ケースバイケースで一概にこうだとはいえませんが、
少なくとも一般的なマナーでは、
四十九日と一周忌は礼服で、
三回忌以降は地道なスーツでよいと考えられています。
なお地味な服装とは、黒、紺、グレーのスーツやワンピースのことをいいます。
カラーパターンの選択については、男性も女性も同じです。
ただし、三回忌はまだ微妙な回数であり、
ほとぼりが冷めていないと考える向きもあります。
そうした中で、三回忌までは礼服が望ましいと考える風潮もあるようです。
こうした点にも留意しておくといいでしょう。
・三回忌以降の服装の注意点
法事・法要の出席者の服装として、
三回忌以降は礼服じゃなくても構わないといいましたが、
それは一般的なマナーとしては間違いありません。
しかしだからといって、
法事にふさわしくない砕けたファッションで構わないというわけではありません。
例えば。。。
下はジーパンで上はトレーナーという服装は、
軽装としては自然ですが、
法事・法要で着用する服装としては、
いくら三回忌以降とはいえふさわしくありません。
そうした服装で参列すれば、きっと周囲の中でも浮いてしまうことでしょう。
もちろん、厳粛なムードをぶち壊してしまうことにもなりかねません。
ですからこうした点を勘違いすることなく、
あくまでも
法事・法要に出席するものとして
ふさわしい服装をするように心がけてください。
三回忌以降は、もちろんずっと礼服を着用するのが無難ですが、
そうでなければ地味な色のスーツやワンピースを着用するようにしましょう。