冬になると空気が乾燥してきます。当然お部屋の空気も乾燥した状態に。
特にエアコンなどをつけていると、湿度は20~30%くらいになり、
そのまま朝起きると喉がいがらっぽいなんてことも。
あんまり空気が乾燥してしまうと
肌のトラブルや風邪のウィルスの活性化を伴います。
そんな時に、お部屋を潤すアイテムとして便利なのが加湿器。
しかし、加湿器といっても種類が様々でよくわかりません。
加湿器は、どれがいいのか?
種類についてのデメリット メリットなどを調べてみました。
加湿器の機能|あったほうがいい条件とは?
加湿器も個人の用途によって、
その機能や条件というのは変わってきますが、
一般的に合ったほうがよいとされる加湿器の条件とはなんでしょう?
◆加湿器の条件
●なるべく給水タンクが大きくて長時間の稼働が可能なほうが良い。
頻繁に給水するのは、意外に面倒なもの。
忘れてしまうと、連続運転も止まってしまいます。
●湿度のコントロールや、管理ができる機能があるといい。
湿度の管理とは、設定湿度が50%とか設定できる機能の事です。
この機能がないと、お水があるうちは延々と加湿されてしまいます。
過度に加湿を行うことで、結露の問題やカビの発生の原因になります。
●加湿器を置くお部屋の広さに合わせて、
その空間に対応できる加湿能力を備えていること。
お部屋の広さをカバーできない加湿器ですと、
例えばエアコンを使用した場合には加湿が追いつかず、
いつまでたっても、お部屋の湿度は上がらないことになります。
加湿器による過剰な加湿について
・リビングでの加湿
空気が乾燥して、お部屋を潤すことは良いんですけど、
過剰な加湿はよくありません。
冬になると困るのが結露。
結露は空気中の水分が多いほど起きやすくなります。
毎朝、窓ガラスにびっしりと結露があると、
その拭き取りは、かなり大変な作業になります。
しかも、その結露ほっておくと今度はカビの原因にもなります。
・寝室での加湿
寝室での加湿器も寝て起きた時に喉が痛いなんてことがあると
空気の乾燥が原因だったりしますから、
加湿器で加湿したりしますよね。
寝室の場合、過剰な加湿により水分は結露はもちろん
寝ている布団に吸い込まれます。
そのことにより、布団にカビが生える原因になります。
寝ている時に布団は体に密着しているため、
カビを吸い込みやすくなりますから、マメに布団を干さなくてはなりません。
このように
過剰な加湿はかえってよくない状態をまねきますから注意が必要です。
[tip]◆湿度の目安・湿度計でお部屋の湿度を測り50%以上あるようなら加湿は不要
湿度が40%以下ですとウィルスなどが活性化します。
湿度60%以上というのはカビ・ダニの繁殖を促進します。[/tip]
加湿器の方式・種類におけるメリットデメリット
加湿器といっても様々な種類があります。
デザインはもちろんのこと、
その加湿方式によって特徴が違ってきます。
◆しっかり加湿をしたいならスチーム式
お部屋を素早く加湿したい場合など、
加湿器の方式のなかで一番パワフルなのがスチーム式
・メリット
加湿方式が煮沸させる方法なので、
蒸気は加熱処理されて雑菌がいませんから衛生的。
煮沸による蒸気なので部屋の暖房効果もあります。
乾燥した部屋の加湿が早くできる
・デメリット
出てくる水蒸気は熱いので子供が火傷する危険性があります。
また、転倒させると危険です。
イメージとしては
「ストーブにやかんを置いている」のと同じです。
煮沸を行うことで、
電気代が他の方式の加湿器に比べて掛かります。
◆普通に加湿できれば良いならファン気化式
気化式とは、水を染み込ませた布に風を当てて、気化させる方式。
イメージとしては
「室内干しの洗濯物に扇風機を当てる」感じです。
・メリット
自然蒸発に近いので、
熱などが発生しないので火傷の心配もなく安全。
熱を使わないので、そのぶん消費電気代が低い。
電気代が気になる場合は、気化式がお薦め
水を気化させることで不純物が飛ばないので衛生的
・デメリット
風を送るファンの音が気なる人は気になる
ファンを使用するので、空気を入れるフィルターの掃除が必要
乾燥したお部屋を急加湿できない
◆スチーム式と気化式の利点を合わせたハイブリット加湿器
・メリット
スチーム式と気化式の利点がある
スチーム式よりは電気代は安く済みます
・デメリット
本体価格が高め
◆超音波式の加湿器
・メリット
電気代が安く済む
本体価格も安い
運転の際の音が静か
・デメリット
水を聞かさせること無く霧状にして撒くため、
雑菌も含ませて全てまき散らしてしまう場合がある。
水のミネラル成分が結晶となり残るのでメンテナンスがいる
◆加湿器つき空気清浄機
加湿空気清浄機は「気化式」ですから、
基本的にメリット・デメリットは気化式と同様
・メリット
空気清浄しながら加湿ができる。
・デメリット
本体価格が高い
まとめ
以上が加湿器の種類別のメリット・デメリットになります。
◆選ぶ基準
子供がいなくて電気代を気にせず
即効性の加湿をメインに考えるならスチーム式。
電気代は安く済ませたいけど、加湿も重要ならハイブリッド。
加湿は普通にできればいいというなら気化式
火傷の心配がないので子供がいても安心
また、長時間使う人におすすめ
超音波は、おすすめしません。
空気清浄もついでに、もしくは空気清浄がメインなら
加湿器つき空気清浄機がよいと思います。