寒くなり始めると、暖房が恋しくなる季節。
しかしそれと同時に気になるのが光熱費だったりします。
暖房器具の一つであるホットカーペットは
節電効果はあるのでしょうか?
ホットカーペットの電気代を計算してみます
基本電化製品はワット数で電気代は決まります。
だから消費電力(ワット)が低いほど電気代は掛かりません。
例えば、
1kWh(1000ワット)の単価が22円(全国平均)
500ワットの電化製品の場合一時間当たりはいくらになるのか?
500:1000=A:23
1000X=11500
A=11.5円
8時間使用するならば、11.5かける8で一日あたり92円。
これを1ヶ月(30日)使用するなら、92円に30かけます。
1ヶ月の電気代は2760円となります。
しかしこの計算方法はあくまで目安に過ぎません。
すべての家電が同じ時間動いていると仮定した場合の電気代です。
じゃぁ実際の電気代とは?
実際のホットカーペットの電力表示を見ると
①消費電力:500W
②消費電力量:約311wh
③電気代目安(1時間あたり):約6.8円/h
①②をみるとワット数というか単位(Wとwh)がちがいますよね。
[tip]①の消費電力wとは家電機器を動かすときに使われる電力②の消費電力量whとは実際に運転した時間での消費電力量[/tip]
なんだかよくわかりませんよね。
違うもので例えてみましょう。
電子レンジ600w
電球40w
ぱっとみると電子レンジって電気代高いなぁ。。。と思いますよね。
でも「使用時間」が違います。
1kWh(1000ワット)の単価が22円(全国平均)として計算します
600w(消費電力)X0.03h(2分)=19wh(消費電力量)
19whX22÷1000=0.4円
●電球:6時間(使用した時間)
40w(消費電力)X6h=240wh(消費電力量)
240whX22÷1000=5円[/tip]
こうしてみると
電球は電子レンジの約10倍の電気代を使っています。
つまり、電化製品の電気代は実際の使用時間が大事だということです。
もとに戻ってもう一度ホットカーペットの電力表示を見ると
[tip]①消費電力:500W②消費電力量:約311wh
③電気代目安(1時間あたり):約6.8円/h[/tip]
消費電力量311whなので
500wXA時間(h)=311
A時間=0.6時間となります。
約36分の使用時間ということになります。
③をみると。。。1時間あたりと書いてありますよね。
1時間も動かしてないじゃん!!となるんですけど、
ここがまたポイントでして、
常に最大ワットで動いていないんです。
節約モードみたいな切り替えスイッチってありますよね。
半分だけ使用するスイッチ。
または、一定温度になると電気が弱くなる(サーモスタット)機能とか。
ホットカーペットには節約機能がはたらいているので、
実際に1時間運転しても平均して311w分しか使ってません。
ですから消費電力量は311whになりますよということなんです。
こうしてみると、ホットカーペットは
電気代の節約を考えた機能をつけているということになります。
まとめ
ホットカーペットには切り替え機能の他にも、
6時間で自動で電源が切れる機能
電源コードを挿したままでも電源を入れなければ電気代ゼロ
という具合に節電対策を考えて作られています。
あとは自分でどれだけ使用時間を短くするか、
温度を維持した状態を保てるようにするかで更なる節約ができます。