人の世界でずっと変わらないことは、出生と死。
身内や大切な人が亡くなった場合に、
そのことを悲しむ期間として「喪に服す」といいます。
喪に服している間に年が明けてしまった場合など、
初詣のために神社に参拝しても良いんだろうか?
喪中であっても初詣は大丈夫かどうか調べてみました。
喪中とは?そもそもなにか?
「喪中」という言葉はよく耳にしますが、そもそも喪中とはなんであるのか?
「喪に服する」とは親しい人がなくなった場合に
故人の冥福を祈り、普段の生活を慎ましくする事です。
・「忌中」
・「喪中」[/tip]
◆「忌中(きちゅう)」とは?
忌中とは亡くなった人がこの世からあの世にまだ渡っていない期間。
その期間中に故人を思って祝い事や参拝などの参加をせずに、生活を慎むことです。
いつからいつまでが忌中の期間なの?
神道で50日間
仏教で49日間
◆「喪中(もちゅう)」とは?
親しい人が亡くなることで、
自分自信が未だにその現実を受け止めきれない。
あまりに悲しい。。。といった場合
自分がその人の死を受け入れるようになるための期間です。
一般的には12か月~13か月くらいの期間と言われていますが、
「喪中」の期間というのは自分が悲しんでいる間が「喪中」なんです。
このように喪中と忌中とは違うものです。
喪中と忌中が一緒になってしまっていますから、区別する必要があると思います。
喪中の期間は初詣に行ってはいけないのか?
喪中と忌中の区別がわからないために、
喪中の期間は初詣に行ってはいけないという考え方があるようです。
しかし、両者の違いを理解すると。
「忌中」の間は初詣は避けたい行事だということ。
忌明けとなり「喪中」になると
「忌中」とは違い「行ってはいけない」ということではありません。
神社のお参りや年賀状のやりとりも日常の生活に戻して構いません。
悲しみがまだ癒えずとても初詣に行く気分でない。。。といった具合に、
喪中に控えたいと思う事柄を決めるのは、自分自信だということです。
まとめ
人が亡くなるのは、そんなに頻繁に起こることではありませんし、
あっても困りますよね。
ですからこういった冠婚葬祭のことは
ホントに初めてのことや知らないことが多いです。
家族や親戚が亡くなった場合、
いつが喪中になるのかどうかよくわからないなんてことは起こりえます。
厳密な決まりとかはないだけに余計に悩んじゃいますよね。
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