節分の時の豆まきなんですけど、
鬼に向かって投げるのは 一般的には何をまくんでしょう?
ある人は落花生ですが ある人は大豆。
これらはどっちが正しいのか?
豆まきで落花生を投げるのは住んでいる地域によって違うんでしょうか?
豆まきに落花生を使うのは、なぜなのか?について説明します。
◆豆まきに落花生をまくのは地域によって違うの?
「豆まき」といえば。。。
「大豆」
「落花生」
人によってまくものが違います。
お店でも落花生が売っていたりします。
大豆をまいている人でも、落花生をまいている人でも
どちらも小さい頃からやっていたといいます。
どうも節分に何をまくかは、地域によって違いがあることがわかりました。
「落花生」をまくのはどうも北海道や東北方面の地域です。
どうして北海道や東北の方では落花生を使うんでしょう?
◆豆まきに落花生をなぜつかうのか?
豆まきの起源は平安時代にあり、豆を鬼に投げることで厄祓いとしていました。
使われていたのは「炒り大豆」
それがどうして北海道や東北地方や鹿児島や宮崎では「落花生」なのか?
それには落花生の利点や季節、産地が関係していました。
・節分の豆まきは片付けが大変
「大豆」をまくとすごいちらばりますよね。
それって片付けるのが結構たいへんなんです。
その点「落花生」なら殻付きで投げると大きいですから、
大豆に比べて片付けが楽なんです。
それで落花生を使うようになったんです。
・落花生の季節だから
大豆が収穫される時期は夏。
一方「落花生」は秋から冬にかけてなので
その時期の栄養的にも良いということで使われるようになった。
・落花生の産地だったから
落花生の産地は、
千葉、茨城、静岡、鹿児島ということで、これらの地位域でも
大豆の代わりに「落花生」が使われることがあります。
・落花生は安全だから
近年では、小さい子がいるから大豆だと喉に詰まるかもしれないということで、
「落花生」を殻付きのまま節分に使う人も増えてきています。
こういった理由により、
特に北海道では昭和30年くらいから
節分には「落花生」が使われるようになりました。
◆まとめ
このように節分に落花生を使う由来は比較的新しいもの。
もともとは大豆だったということです。
しかし、昭和30年くらいから始まった習慣であるので、
今では「昔から落花生投げてる」という大人がいてもなんら不思議ではありません。
伝統的な文化も時代に合わせていろいろとかわるものですよね。